四万十川 天然すじ青のり スジアオノリ これからの問題。

今年の冬は本当に寒かった。しかし、昔は四万十市、中村の冬の寒さはこんなもんだったらしいです。近年温暖化が進んでいて、寒さに弱くなっているのでしょうか。報道では記録的な寒波ということを連呼しておりますが・・・
さて、 スジアオノリの生育に必要不可欠なものに水温の低さがあげられます。研究機関では15度が適水温ということですが、四万十川の角崎地区ではそんな水温では生育してくれません。毎年四万十川ですじ青のりが安定してとれるのは、この角崎地区だけになっているのが現状なのですが、ここは本来アオノリがとれる上限に近い場所になるのです。ここが毎年採れるということの条件はいろいろ考えられるのですが、昔の四万十川と違い、河口にあった砂の岬のような砂州が堤防工事により消えてしまい、潮がダイレクトに川に入り込むようになり、この上限の場所が丁度よい塩分濃度になっている、が一つ。角崎地区は川が蛇行している場所であり、流れが強い浅瀬と深い淵とが混在しており、水の流れが良い活動を起こしているであろう、が一つ。最下流域の場所よりも、青のりが生育できる河底の条件がより整っている、たとえばまだ小石が川底のほとんどの部分をしめていて、アオノリは石や障害物などから生育していく性質があるため、最下流域は砂が堆積して川底も状態が以前より悪化しているから近年良くないが、角崎地区はまだその部分がましである、が一つ。しかし、この角崎地区ですらここ二年、三年での砂の堆積が酷い。四万十川の支流でどんどん進んでいる山林の伐採、間伐でなくて皆伐、山を一面丸裸にしてしまう行為とその木材を運搬するための作業道を無秩序につける行為、や、河川改修と称して川辺の草をユンボでひっくり返して耕して地表をむき出しにする行為、予算消化なのか必要があるのかないのかわからないような砂防堰堤の乱立。これらが本当におびただしい大量の砂を川に流しており、ついに下流域の青のりの漁場までが砂まみれになる事態。もう、これは末期症状です。
これに共感してくれたNHKの記者が特別番組を組んでくれました。これからどんどん、メディアさんがこういう問題を取り上げていくことが結局川を救うことになるのです。
四万十川を救えるのはメディアさんです。そうしてはじめて行政が重い腰を持ち上げるのです。

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