今期のシラスウナギ漁 まずのっけから皆さん口を開けば とれん! とれんぜ! おらんぜ! ウナギがおらん!
スタートの12月末 寒い夜空に重い腰を上げて船の上。 川の上で吹く風はすこぶる冷たい。 暗がりの中の灯りとにらめっこすること3時間で2匹、とか3匹とか。
そんなこんなでもっともシラスウナギに良いとされる最初の新月の大潮は家でさっさとビール飲んで温まってましたね。
bs朝日さんから取材依頼もあったのですが、とれないし、コロナは流行りはじめるし、番組内容はよかったのですが、これじゃだめですよ。シラスウナギの取材はよっぽどシラスウナギ漁や四万十川への有意義な内容でないと遠慮させてもらってますし・・・
年明けてやがて少しずつ姿が見えるようになって喜び勇んで川の上の人になったけど、今度は電灯をあからせる電源の発電機が壊れるトラブル。 しかも調子よくシラスウナギが来出したところで・・・
AmazonでポチってLeD電球のシステム急いで作るも発電機パワーで発光させるナトリウムランプには及ばず、また、目にもナトリウムの方が自分には優しく、LeD電球だと目がやられて(目に疾病があるので余計に)
翌日は頭痛の嵐。
発電機が復旧してしばらくはナトリウムランプでがんばったけど、今度はまさかのナトリウムランプ破損。
9000時間くらいは持つはずなのになんでや!
もともと正直言いますとシラスウナギ漁は得意ではありません。真夜中からとか、時間がバラバラなのが苦手なのです。
以前の様にすじ青のりがちゃんととれる四万十川であったなら、親ウナギを仕事としている自分としては、シラスウナギは青のりの仕事が余裕のある時、条件の良い時、などの出漁でほどほどで良い感じだったのですが、すじ青のりは過去のものになってしまったので冬に仕事がないのです。なんであれ仕事をしないと・・
仕事なら嫌も良いも無いじゃないですか。満月で明るいとシラスウナギには良くないので、その周辺はお休みになりますが、それ以外は夜な夜な重い腰を上げなければなりません。
今年は色々都合があり良い時に出れないことも多々あったのですが、それにしても厳しい漁期でした。
本当に真夜中の修行でありました。
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