四万十川 天然 青のり アオノリは天日干しが一番の巻

四万十川の天然アオノリ、色と香りは国内のどのアオノリよりも香しい。アオノリの干場は四万十川沿いにあります。国土交通省に河川の占有許可を漁業組合を通じて申請し、約半年間の間、賃料を払って使用します。冬の四万十川は水も澄み切っていて、アオノリの漁場である河口から数キロの範囲でも底まで見通せる透明度を誇ります。
採ってきたアオノリはそのまま目の前の四万十川で洗い、川原の干場にて天日干しで干し上げるのです。
日本のほとんどの川は行政の開発により壊されてしまいました。河口から数キロの場所はほとんどの河川が汚染されている状況の中、四万十川では下流域のその水で食品を作れるのですから凄いことだと思うのです。汽水域には適度に海からの海水の塩分が混ざり、その水で洗うことによりアオノリに適度な塩分が与えられるのです。大潮の満潮時に洗うのと、干潮時で塩水が引いている時に洗うのでは微妙に塩気が違うのです。そして、なにより、四万十川の上を抜けてくる北西の風で干し上げる!これに尽きるのです。四万十川の全ての自然状況が素晴らしい天然アオノリを作り出すのです。
乾燥機で干し上げる養殖の他の河川のアオノリと、天日干しで仕上げる四万十川のアオノリの香りの差はそれはそれは大きく違います。
例えば、曇り空で干し上げるより、雲一つない冬晴れの空っ風で干し上げるのでも香りに差が出るほどなのです。
四万十川の天然アオノリは採取よりもそれを製品にするまでの手間が物凄くかかるので、どうしても貴重で高価な物になりますが、その価値は充分に味わえる珠玉の逸品であります。
全国の皆様に是非味わってほしい一品であります。
一番美味しい食べ方は、漁師ならではの川漁師飯、炊きたての美味しいホカホカご飯の上に、フライパンで軽く炒ったアオノリをどっさり乗せて、甘めの土佐醤油をおもむろにぶっかけてかきこむ!
これ、鼻に物凄い香りが突き抜けびっくりするほどの逸品でございます。

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