高知県 テナガエビ禁漁 条例

高知県でテナガエビが来年から7月8月を除いて禁漁になりました。
お役人は、何かをやって、私達仕事してます!というアピールを良くされます。今回もそのいい例。

だいたい、高知県は日本で一番川漁師の文化が残っており、川の恵みが観光資源になるほどの土地柄なのに、それをないがしろにして口先ばかりで大いに環境を破壊しています。
全面積の八割が森林という土地柄か、少しぐらいの自然破壊は 少々のことはかまわん! でどんどんやっつけてしまいます。
何が環境に悪いかを知ろうともせず、いや、知ってても知らんぷりなのか、そのつけはどんどん川に回ってきています。
たしかに捕獲のプレッシャーはあるでしょう。けどね、川が健康だったらこんなことにはならんのですよ。昔、四万十川の流域はほぼ全員が川漁師。みんなで川エビを獲りまくっていたってエビはなんぼでも湧いてきた、といいます。
今回の県の発表にはいささか疑問があります。乱獲で減ったテナガエビ と、乱獲だけが減った理由としているのです。そうではない!
河川環境の変化、自然環境の変化なんです。まずはそこなのです。

高知県はどんどん山林を伐採して林業を活性化させようとしています。それはいいことだと思いますよ。荒れ果てた手入れのされていない針葉樹林を伐採して経済活動につなげていくのは。
バイオマスや合板の工場を造りそっちの産業を活性化させる。うんうん。いいと思います。

ただね、これを川の斜面にある山でやっちゃいけない。どんどん伐採のためにブルドーザーで林道をつける。これには国の補助金が出ています。そりゃあどんどん道をつけまくりですよ。
高知県は雨が多い。雨は上からじゃなくて下からも降るもんだ!というほどに豪雨がしょっちゅう。こんな環境下で上記のことをやったら、アホでもわかりゃせんですかね?

無理やりつけた作業道は土砂の川となり、斜面を丸裸にされた山からは雨の度に土石流のような土砂、土砂、土砂!
高知県の川の底は、それはもう土砂まみれなのです。

この土砂は石ころの隙間といい、草陰といい、水の中の生き物の棲家を奪ってしまいます。もひとつ言うと、どんどんたまった土砂はやがて川底に堆積して川底からの伏流水も止めてしまう。

こういう事を知らずでか、無視してでか、乱獲が減った理由と決めつけてこういう条例を通すお上が気に食わないのです。もっとちゃんとしましょうよ。こういう声が内水面の管理委員会でもかなり出ているのだから知ってるでしょうが。
根本的な対策をとらないでどうするのですか。そりゃあ、お役所には農林水産課があって、森林組合もあって、土木関係があって、土砂生産するな、の意見にアゲインストな人たちも多いでしょうが、自分らの故郷の自慢でもある川を足元の利益のために、それもその業界だけのためにぶち壊していくのはやめにしませんか?

いつまで私たちは次の世代に昔は良かったと語り続けなければいけないのですか?

私が四万十川に来たのも何かの縁でしょうから、誰に嫌われようと私は言いますよ。だって、間違ったこと言ってないですから。

土砂NO宣言 このムーブメントをもっともっと一般の人から。高知が好きでここを自慢にしている人。高知が好きでここに旅に来る人。高知が好きで移住してくる人。日本の自然をなんとかしないと思っている人。協力してください。

もう高知県だけで四万十川は守れない。日本全体で守っていかなければならない。
こんな200キロもの長さがあって、途中に都市を挟まず、下流の汽水域まで豊かな川はもう日本には四万十川しか残ってません。この川は日本の宝なのだから。

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