浜野安宏先生を高知に迎えて、四万十川の今後についての対談を高知県民文化ホールで行いましたが、いつもお世話になっている高知放送が特集を組んでくれました。取材してもらう度にいつも抜群の編集で放送してくれる信頼できる方と事前に何度もお会いして、浜野先生の事、今回のプロジェクトにかける意義、四万十川をなんとかしないと、という話を語り合いました。色々企画してもらっていたのですが、突如殺人事件が起きてニュースの枠が無くなってしまい、当初の予定をこなせない状況でなんともタイミングの悪いというか、くすぶった気持ちでおりましたが、日にちを改めて、長い時間を使ってとても良いニュース番組に作り上げてくれました。
テレビを観ながら、あまりに素晴らしい編集だったのと、どうしても伝えたい部分を上手くクローズアップしてくれていて、まるで自分の気持ちをそのまま代弁してくれているような気持ちになって、感極まって涙がこぼれてしまいました。自分がいままで訴えてきたこと、それがちゃんと皆様に伝わってくれるんじゃないか、これからの四万十川にとってなにかしらのきっかけになる番組になったんじゃないか、浜野先生を高知にお招きするにあたって、色々頑張ってきたのですが、そのすべての想いが報われた、そんな番組にしてくれました。
もうこれで、今年やってきたこと全てが報われました。満たされた気持ちでいっぱいです。
このニュースを作ってくれた方を信頼していたし、上手くやってくれるだろうとは思っていましたが、ここまで自分の想いにドンピシャで編集してくれるなんて・・・・・自分の関わっている番組を観て泣いてしまうなんて、おそらく後にも先にも無いんじゃないでしょうかね?
今回の事を始まりとして、これからどんどん仕掛けていきます。協力してくれる人達も増えてきています。四万十川を、高知の川をなんとかしないと!という熱い想いをもつ仲間達、ぜひ連絡してきてください。
川がここ数年ですごい勢いでダメになっている。川の中で大変なことが起こっている。行政のやり方が自ら高知の資源を奪い、自ら高知の首を絞めている、行政のやり方を変えていく特別委員会のようなものの設置を急がないと、もう間に合わない。ということを伝えていかねばなりません。それも行政のトップに伝えていかないと事は動きません。上からの指示がないと動きません。行政とはそういうものでしょう。
おそらくあと二年、このペースでいったら二年もしたら川は砂と砂利だけになってしまうでしょう。今日も四万十川の河口付近でスジ青のりの状況を下見してきましたが、川底が砂だらけになってしまっていて、その中に混じるこぶし大の石から上の大きさの石には青のりが付き始めているのですが、小さい砂利と砂に青のりが付くはずもなく・・・悔しくて、悲しくて・・・・
それなのに、今日も四万十川最大支流の後川の河川敷をユンボですごい長い距離を耕して自然破壊にいそしんでいる行政。このやるせない気持ちをどうすればいい。もうやるしかないんです。変えるしかないんです。変わらなければ、高知県は大事なものを失い、全国からやがて白い目で見られることでしょう。なぜなら、四万十川は高知だけのものではないのですから。これは日本の宝なのですから。もう、高知県だけでは川を守れない。僕らの息子や娘たちの為にも絶対にやらなければいけないことがあるのです。
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