六月の梅雨入りから土用の丑あたりまではウナギ漁が忙しくなりますが、今年は昨年に比べると少しおかしい??感じが・・・ 数は採れてもサイズが昨年より小ぶりなのが多くて、大物が少ないのです。
関東方面への出荷の場合、大きいものが好まれますので、サイズを揃えるのがなかなかに大変で、稼働している時間と労力で言ったら昨年の倍近く働いてるのじゃないでしょうか・・・
夏の暑さも加わってちょっとしんどくなってきましたが、頑張るしかありません。漁にムラがかなりあって、取れない時が本当にしんどい・・・がっくりうなだれて動くのも嫌になってきます。
しかし、全ての自営業者がそうであるように、自分で働きに出ないといけません。なんにも守ってくれる傘はないのですし、自然相手の商売なので出来る時に、採れるときに全力を出さないといけないのですから・・・・
たとえとれない時が続いても、心が折れそうになっても、今日もまた川に出て頑張っていかないと!
さて、鰻を出荷するにあたって大事なことがありまして、活きたまま発送するためには完全にお腹の中を空っぽにしておかないといけません。もし輸送中に胃袋の内容物を吐き出すような事がありますと、酸素を詰めて密封している袋の中で水が急速に汚れてよろしくありませんし、お腹に餌が入ったまま輸送すると、最悪死んでしまう個体もでるケースがあるのです。
なので採取した日にちごとに水槽を分けて餌の吐き出し具合を確認してから出荷するようにしていますが、けっこう世話がかかるのですよ。地元で売るのが鰻も痩せないし、一番楽なんですけどね。
それと小さいのは取り分けておいて後に秘密のポイントにリリースします。あと、高知県はオオウナギもとれるので、それは小さいのと一緒に分けておいて後で自家用でたべようかな?と思っています。
なかなか商品には手がつけられないけどオオウナギならね。たまには滋養のあるもん食って頑張って漁をしないとですから。
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