うなぎを出荷するには色々気を使います。なにせ四万十川の天然鰻、高級食材なのですから・・・・。
まずは捕獲してから数日は、餌を完全に吐き出させるために飼っておきます。 この際、ウナギが元気でいられるように水の管理を徹底します。
これがなかなかに大変な作業で、水が汚れないように絶えず管理しないといけません。
いよいよ出荷の時には、綺麗な地下水に、あらかじめ同じ水で作っておいた氷を用意。
うなぎ袋と呼ばれる2重のポリ袋に水と氷を入れて、うなぎの自ら出す粘液を洗い流してから袋に投入、そして酸素をたっぷり充填して荷造りとなります。
私の場合は、出荷時に使用する水には、あらかじめ酸素を充分に溶かし込んでおいて、その上でまた袋に酸素を充填するようにしています。
卸先である関東方面までは約22時間かかります。そしてこの酸素が有効な時間が約24時間と言われています。なのでいつもヒヤヒヤするのです。
もう本当に祈る気持ちなのです。
無事に到着したとのご連絡を頂き、良いうなぎですね!と言われてはじめてホッとするのです。
どこでもドアが欲しい今日この頃であります・・・・・・・・・・
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