四万十川にもオオウナギが少数生息しております。アンギラ・マルモターラ。日本ウナギとは違う種類のうなぎです。
今までにもこのオオウナギ、時々コロバシに入ることはあったのですが、コロバシ(うなぎ筒)のサイズの関係上大きいものは入りませんでした。今年から大きなウナギも捕獲できるようにコロバシの改造をちょいちょい行いまして、やっといい出来のが完成した暁にこの大物が入りました。
大物といってもオオウナギとしてはまだまだ小物です。大きいものは20キロとかにもなるらしい。長さも1メーター50以上とか、まるでニシキヘビかアナコンダみたいなやつなんです。
今回の獲物は1キロ500程、凄く太っていて、脂ののりも最高な個体だったため、調理してみました。オオウナギの若魚痩せているものはあまり美味しくありませんが、肥満度の高いのは結構美味しくいただけます。
ただ、個人的には必ず関東風の焼き方で長時間蒸しを入れます。そうすることによって柔らかくて緻密な味になってきます。ただ焼くだけではこいつはよろしくない。
今回はラーメン丼に山盛りのご飯を盛って、オオウナギ丼の完成です。
見てくださいよこのボリューム!結構大きな丼が一切れの鰻で完成です。普通、うな重、うな丼は2枚、身がのっかりますけど、大きいので一枚で充分。写真では解りづらいかもしれませんが、物凄い肉厚です。これ、一枚以上はちょっとお腹いっぱいで無理・・・・・
長時間蒸して焼きを入れたおかげでふっくらのコラーゲンがとろとろで身と皮目の間の上質な脂をしっかり閉じ込めており最高に美味しかったです。
よくオオウナギはマズイとか言われますが、それは痩せてる若い個体か大きすぎる個体のこと。良い脂の乗ってるちょうどのサイズは、ちゃんと料理したら素晴らしい一品になりました。
日本うなぎは商品なので大きいのは特になかなか口にできませんが、オオウナギは出荷しないので食べられます。
我が家のちょっとした喜びなのです。
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