今年は、いえ、今年も例年より約一ヶ月遅れてのアオノリ漁のスタートでしたが、最近の暖冬の傾向、地球温暖化なのか、海水温も高くてアオノリにはなかなか厳しい状況なのですが、なんとか解禁することができたのです。
しかし、その解禁日の翌日のこと。 この時期には珍しい大雨が降り、四万十川は増水と濁流に。長く伸びたアオノリは無残にも上流から流れてきた枯葉などでゴミだらけになってしまいました。
収穫してもそれらの枯葉、枯れ枝などを取り除くのに時間がかかりすぎてしまい、少ししかアオノリを干し上げられません。本当に無念。自然の前にはなすすべもないのです。
そんな中、きれいな箇所を見つけては、なんとか効率よく採取していき、青のりも順調に伸びていってます。
今日は、採取した青のりを干す形に整えていく 洗い という作業のご紹介です。
ここで干しやすいように青のりの すじ を整えていくのですが、それがうまくいかず海苔の繊維が絡まっているとあとあと干す時に時間ばかり食って大変になりますので、この洗いは、数ある青のりの作業工程の中でも大変重要な部分であります。
洗いかご、と呼ばれる入れ物でただでさえ長いノリを更につなげていく作業なのですが、アオノリが長いと上に高く上げないといけないし、重さもなかなかあるので肩が凝りますね。
長いアオノリはとってもよいのですが、ちょっと疲れる、まあ、嬉しい悲鳴ってことでしょうか。
さて、今日もまた頑張って川の上に浮かんできますよ!
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