本日、1月28日にようやく四万十川の動力引き(動力引きとはエンジン船にてカナコという漁具を使用して採取する方法)における青のり、スジアオノリ漁が解禁しました。
報道陣も待ちかねており、今日はテレビ局と新聞社とに同乗していただき、取材を行いました。
今年はとてつもない暖冬で、通常なら年末には青のりが見え出すのが、いっさい青のりが生育していなくて、その後も全然ダメな状態が続き困っていたところに先日の西日本の大雪と相次ぐ寒波で一気に青のりが伸び出して、やっと今日解禁できました。
解禁の判断はなかなか難しくて、皆待ちかねているので一刻も早く漁場を開けて漁をスタートさせたい気持ちもあるのですが、船で採取すると一気に沢山とれるので少ない量の青のりで解禁してしまうとあっという間に無くなってしまう危険性もあるし・・・
四万十川中央漁協 青のり組合の長をさせていただくようになってから、解禁の判断を任されているのですが、皆の気持ちと青のりの状態とのバランスをとりつつ、今年はとても良い状態でのスタートがきれて良かったです。
このまま長いあいだ良い状態で青のりが生育していってくれたら本当に良いのですが、自然相手の商売、ましてやエルニーニョの暖冬という悪条件でどこまでこれが続くか・・・・・
アオノリは寒くないといけないのです。
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