NHKさんに続いて、次に駆けつけてくれたのは高知新聞社、それと同系列の放送局の高知放送さんでした。皆さん冬のアオノリの惨状をご存知なので、今回の異常?現象にはかなりビックリされておりました。
まずは長くて素晴らしい色味のアオノリの撮影を存分に行っていただきました。また、この日の取材が今回の短い春のりの漁期の中で一番ノリの状態も良かったように思います。
カナコ という漁具を使ってノリをとるのですが、ローアングルからカメラを構えて迫力の映像を撮ってくれました。
干し上げたばかりの青のりを食べてもらったら、高知新聞の記者さん、高知放送の記者さん、お二方とも「うわっ!すごい香り」といって驚いていましたよ。特に高知新聞の記者さんはスジアオノリに興味をもってくれたらしく、次回の冬の漁期には特集をやりたいようなお話までしていましたね。でも、四万十川の天然スジアオノリ、これは特集するに十分の価値があるものですよ。なんといってもこれだけの広大な、途中に都市も工場排水も無く、清らかな養分豊かな汽水域を持つ川が他には無いでしょうし、船でカナコという漁具を引っ張って青のりを採取できる川だって他には全く無いでしょう。なにしろ川底に大石やテトラ、ちょっとした障害物があったら漁具なんて引っ張れません。たちまち引っ掛けて悪くすれば船まで沈没しかねません。 広大な汽水域に小石だけで川底が成り立っている、四万十川中央漁協内の漁場でしかできない漁法なのです。ちなみに四万十川最下流域では船で漁具を引っ張ることはできません。
まだまだ取材ラッシュは続いています。高知県は民放が3社ありますが、そのうちの一つのテレビ高知さんは私の大好きな仲良しの大先輩が上手に取材対応してくださり、こちらもとっても素晴らしい放送内容でありました。
次は最後のさんさんテレビさんです・・・
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