今年度のスジアオノリ、四万十川の天然の青のりは全く収穫がありませんでした。こんな年は過去には無い、という酷いものでした。なにしろ四万十川本流ではほとんどゼロだったのです。
通常一月から三月にかけて、冬のあいだに生育するスジアオノリ。
しかし今年は五月の半ばを過ぎてからの大繁殖!でした。何年かに一回、春にも青のりが生育してとれることがあり、それを私ら漁師は 春のり と呼んでいますが、それも通常は生育期間が四月あたりで、こんな初夏の陽気の中でスジアオノリを収穫するとは思ってもみなかったのです。
そしてもう一つ喜ぶべき事は、通常、春のりというのは若干色が冬のものより薄くてノリの繊維も幅が広いことが多いのですが、今回の春のりは、驚くべきことに冬の一級品を凌ぐほどの素晴らしい品質だったのです。
これには漁師みんなビックリしましたよ。そして各報道機関もこのニュースにはビックリ!各社一斉に報道されるという、取材ラッシュに見舞われてしまいました・・・まずは最初に情報ゲットしたトップバッターはNHKさんからでした。
次回 他社の報道に続きます・・・
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