高知県西部を流れる四万十川は全長196キロで、日本一の清流とも呼ばれています。流域には、かつて多くの川漁師がいましたが、高齢化や後継者不足から、いまでは川漁を行う人は減ってきています。
そんな中、2年前に四万十川が流れる四万十市に移住してきたのが黒澤雄一郎さん(43歳)です。
埼玉県出身の黒澤さんは、もともと釣りや猟が趣味で、専業の川漁師になるため、憧れの四万十川に家族3人でやってきました。
黒澤さんは、地元のベテラン漁師・一藤貞男さん(71歳)に教わりながら、コロバシと呼ばれる漁具を使った伝統漁法などで、四万十川の天然ウナギや、川エビ、ツガニと呼ばれるモクズガニの漁に励みます。自然を相手にする川漁師という職業で生計を立てることは、そう簡単なことではありませんが、黒澤さんはこの夏、新たにアユの投網漁にも挑戦しました。
番組では、四万十川の旬の恵みを使った料理を紹介するとともに、黒澤さんや一藤さんの想いを通して、雄大な四万十川で培われてきた伝統の技術や川漁の知識を学びます。
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