例年八月もお盆を過ぎる頃になると、四万十川の中、下流域に太いウナギが増えてきます。これは一説には産卵の為に海に下る鰻だ、 といわれています。が、私の私見ではそれだけなのだろうか???と感じることがあります。
産卵に海に下る準備を整えたうなぎ達は、顔つきが変わってきて、心なしか胸鰭も伸びて、色もいぶし銀に変わってきます。 これは他の魚族にも良くあることですが、例えばサケ、鱒の類なら顔が険しくなり色も劇的に変わる。鯉科の魚だって魚種ごとにドラマチックに容姿を変化させるのが沢山居ます。 ところが、確実に太いウナギが採れる率が上がるのに、このように産卵の為に容姿を変えていない、従来のウナギの顔つきのがコロバシには良く入ってきますし、餌釣りでもそうなのです。でも太い、大きい。
この写真のウナギもいい顔つきしてませんか?私は大好きな顔です。
春先には物凄い勢いでチアユが四万十川を遡上する、それをどんどん追っかけるスズキなどのフィッシュイーター。秋にはたっぷり鮎を食べて太ったスズキが下流域に出現します。
ウナギも、水温、餌、その他何かの要因があって時期によって川を下ってくる奴もけっこういるのではないかと思ってしまう今日この頃。全ての太い下ってきたウナギが産卵の為に降海するわけじゃあないのではないかと思っています。
しかし、ウナギに関してはいろんなことがミステリー。ウナギの卵を発見したらノーベル賞もの、などと聞いたこともありますが、私は六月に抱卵しているウナギを採った事あるし・・・
う~ん わからん。うなぎに聞いてみたいもんだ!
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