四月も早いもんでもう中頃。連日、ここ四万十市は20度超の暖かい陽気です。もうそろそろ次の漁の準備をしないといけません。なにしろ道具の整備はなかなか手間がかかるのです。
ここ数日、手を入れているのはコロバシ。ウナギ用の漁具です。ウナギの筒、罠、そんな道具ですね。
ウナギにはまだ少し季節が早いのですが、いざ仕掛けるときに慌てないように今から準備に忙しい。まったく川漁師は雑用が多くて気ぜわしいのです。
倉庫には、一見、素人さんが見たらガラクタにしか見えない小物、大物、あれやこれやが溢れていて、自分でも嫌になるくらいいっぱいあります。整理整頓もおぼつかない。気持ちだけが焦ります。
しかし、道具をいじっているときは、心はその先にある獲物を思い描いています。今年はあそこでどうしてやろうか、昨年ダメだった部分をこんなふうに改良してみようか、などと妄想の世界へ。
小春日和の縁側で、そよ風を感じながら道具をいじる楽しみもなかなかですよ。
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