四万十川の鮎 いよいよ川を下り始めました!

例年九月も中頃を過ぎると、四万十川の鮎たちが続々と川を下り始めます。今まであまり鮎を見かけなかった場所で、ギラっ!とヒラを打つ鮎の群れが見え始めると、そろそろ初秋の漁が始まります。
こうなると、ウナギも川エビも採らなきゃいけないのに、今朝はあの瀬で鮎がでてないか、とか、夕方はあの淵で鮎が湧いてないか?とか、もう気になって仕方なくなってしまうのです。
で、フラフラとあっちこっちパトロールに出てしまい、要らぬガソリン代の出費がかさむのですが、これもまた修行!と思ってあっちこっち徘徊して回ります。
でもですね、想像してみてください。偏光グラス越しに見える川面の水面下で、真っ黒にひとかたまりの鮎の群れが、水深50センチくらいの浅瀬でギラギラ平打ちながら群れているんですよ!
浅瀬にいる群れはとても敏感なんです。水深が浅いということは、それだけ地上の人間の息吹が伝わりやすいわけで、近寄り方を間違えますと、群れの一匹がこちらの存在に気付いたら一気にばらけて霧散するように散ってしまうのです。
なので、群れを見つけたら、、、、、、抜き足差し足忍び足・・・忍び足・・・忍びに忍んで網の射程距離まで近づくわけですが、石でもゴロっと踏み込んで音を立てちゃったら、もう全部、一気にいなくなって、ジ・エンド。なのです。
心臓バクバク!アドレナリンが全身に沸き立って、カーっとなって・・・・よし!射程に入った!  鮎に気づかれないように少ないモーションで・・・・
投げた!
広がった!
網の中で白い鮎がギラギラギラギラ光ってる、この瞬間!
嗚呼・・・・・・・・・・やめられませんね。

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