今年は気温が低い日が続いて低調な滑り出しだった鰻漁、昨年に比べたらとれなくてヒヤヒヤしておりましたが、ようやく梅雨らしい天気になり、ムシムシもしてきたので、なんとか太いのがコロバシ(うなぎ筒)に入りだしました。
やはりコロバシを引き揚げた時に中でゴトっって重たい音がして、蓋を開けたらぶっといのが入っていたら興奮するもんです。
この時期が来たら毎日頭の中はウナギのことばかり・・・あそこではああしてやろうか、こっちではこんなことしてみようか、道具も改良を重ね進化していきますし、ほんとに面白い。
ただプロとしてやっている以上、良いうなぎをたらふく食べられないのだけが残念なことで・・・一度でいいからとった鰻、かたっぱしから食ってみたい・・・
たいてい今時期のうなぎは細いものが多くて、なかなか極太サイズで揃えるのが難しい。秋なら割と容易く太いうなぎを揃えられるのですけどね・・・
今回は短い期間で極太を数本揃えて欲しいとの要望があるのですが、なかなか大変なことなんです・・・
なにしろウナギは条件が合わないと例え100本しかけようとも数本しかとれない、しかも小さい、細い、ナンてことがざらにあるのです。
しかし次から次と欲しい!と言われることには感謝しないといけません。そしてそれがプレッシャーとなり頑張れるのです。
今年もより一層精進して頑張っていかないと! 本当に四万十川の天然うなぎは貴重なのですから。
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