12月1日は毎年四万十川の落ち鮎解禁の日。。今年も例年のように朝イチから投網で一網打尽にしてやろうと解禁を待ち望んでいました。しかし、数日前から腰の調子が悪くなり、前日には軽いぎっくり腰みたいな感じでビキッと電撃が二度ほど走り、とーっても怪しい感じでした。
不安な気持ちのまんま床につき、翌朝4時に早起きしてゆっくり湯船に浸かり、体を温め、だましだましコルセットを巻いて、6時30分の解禁目指して川に向かいました。
前日の夕方に下見に行った折には沢山の鮎が群れており、相当期待して向かったのですが、開けてビックリ!一部の場所を除いてあまり鮎の群れが見えません。
群れが見えている場所には深夜からの待機組が場所取りしているので、申し訳ないので皆がひと騒ぎしてから出撃しようとしていたのですが、今年は逃げ惑う鮎が見えません。
もう網を投げずに帰ろうかと諦めかけた頃に前方で鮎の跳ねが。腰が痛いけど一度も投げないのでは悲しいので取り敢えず投げて少々の鮎を捕獲。
ここでやめときゃよかった。またもう一回、たいした群れでもないのに網を投げちゃったもんだから・・・・・・・・・
グキッとやらかしてしまいました・・・・・・・
もうこの時点で船の上でうずくまってしまい、戦力外通告。たった二回。しかも二回目は網開かず・・・・・
悔しくって悔しくって。 家に帰って横になりながらふと考えた。そうだ!息子だ! 投げ網(小鷹網)投げさしたらオヤジよりよっぽどセンスがいいのです。
息子が学校から帰ってくるのをいそいそと待ち、帰宅するやいなや、女性をお誘いするがごとく、おっとり口説いて川に連れて行った。
さあ、午前中の俺の無念を息子にはらしてもらおうじゃあないか!
あそこへ忍んで行って網を打て!指示どうりに息子はそろおり、そろおり、川に入っていく。投げた!!やった!!網には落ち鮎がかかっている!!
この日、何回も何回も、日が暮れて網が見えなくなるまで息子が頑張って鮎をとってくれたので、ようやく心穏やかになって美味しい落ち鮎の塩煮で晩酌できたとさ。ちゃんちゃん。
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