この食べ方、ここ四万十市、中村独特なんじゃないでしょうか。だいたい落ち鮎というのは、脂がのっていない、産卵直前、または直後でくたびれて痩せている、色も悪い、などなど、巷ではあまり良い印象がないイメージでおりました。
少なくともここ、中村に移住してこやつに出会うまでは。 鮎といえば、むっちりしまった極上の身と香りがなんといっても真骨頂ではないでしょうか。
しかし、しかしですよ、こやつ、この落ち鮎、ぺちゃんこにくたびれている鮎には違いないんだけど、この料理法にしたとたん、んっ!むっ!こりゃ・・・絶句。。。
本当に美味いんです。あっさりしていて、はんなりほろほろと身がほぐれ、良いだしが出て、もう~たまらん! 何匹でも食べられちゃう。
むっちり太った鮎の塩焼きを、あなた、10匹も食べたら結構きつくありませんか?しかし、塩煮ならその何倍もペロッと食べれちゃう。
これはなにしろ体験してみてもらうしかないのです。 美味いのです。 たまらんのです。 もう、初冬の落ち鮎の時期が今から待ち遠しいのであります。
コメント