今年もやってきました、落ち鮎の季節。 四万十川に生息している鮎たちが、四万十市 中村の赤鉄橋付近にどんどん産卵のために下ってきます。ある程度産卵の終わった頃合を見計らって、落ち鮎漁の解禁となるわけです。
解禁日、朝6時半の花火の合図で、一斉に待ちかねていた面々が網を投げ、竿を入れます。しかし、今年はホントに鮎が少ない・・・ 鮎が溜まっている場所が限られていて、そこ以外の場所では全く鮎の顔を見れない状態でした。
わたしの陣取った場所にもほとんど鮎がおらず、たった数十匹の漁獲にしかなりませんでした。でもお祭りみたいなものですから楽しめればそれで良し!
その後、鮎の火振り漁で結構魚を見れたので良かったのですが・・・夜の漁は遅くまでやっていると足腰は冷えて痛むし、目は疲れるし、結構大変なんです。
三日連続で夜、火振り漁をやっていると体中が痛くて痛くて・・・でも、今年は鮎の漁獲が全体的に少ないためか、市場でも結構値段が良いので今晩もまた頑張ってこないといけませんね。
夜遅くまで川で冷え切って働き、早朝真っ暗なうちに早起きして市場に出荷。昼間は投網を持って川をうろうろ。夕方からまた火振り漁の準備。しばらくはこの繰り返しですね。
結構大変ですが、漁師は獲物がとれる時しか仕事がない職業。 やれる時は体力の限界まで頑張らないといけません。漁への情熱がないと、この生活はちょっとしんどいかもしれませんね。
願わくば、しばらくは落ち鮎の値段が良いことを期待して、落ち鮎の塩煮で一杯やりながら、がんばります。
さて、今日も朝から晩まで川をあっちこっち徘徊して、鮎を探してきます!
コメント