天然うなぎ 四万十川の天然うなぎ 最上級の天然ウナギです。

天然ウナギを追っかける時期は、本当に体力的につらい。あっちこっちかけずりまわって、船で動いて、餌も採らねばウナギもとらねばで体力消耗。どんどん痩せていきます・・・こんなすさまじい漁は何歳までできるかな・・・

西日本は今年は梅雨が遅れて、なかなか天然ウナギ漁は一般的に最盛期に入ってこなかった状況でしたが、入梅と同時に台風、前線による読めない豪雨の危険の中で思うように仕掛けが入れられず困っています。
あまりに豪雨だと仕掛けが全部流されて全滅、なんてことも・・・・昨年は天気予報を信じて仕掛け、しかし天気予報は大外れ!50本もの仕掛けを失ったりと、けっこうリスキーな時期でもあるのです。
最近の天気予報はもはや予報ではなくてリポートか?というくらいころころ変わるのであまり信用なりません。

そんな最中なので、今日は久しぶりに家でゆっくり。ずっとご無沙汰だったホームページに投稿です。

一般的には天然ウナギ漁は雨が降らないと難しいとされていますが、私は雨の少ない時に天然うなぎを採るのは得意なのでまずまずの漁果には恵まれています。

天然うなぎというものは、大雨が降って、水が濁った時に住処から這い出してきて広範囲に泳いで餌をとるのですが、雨が降らないで水が少ないと動きたがらないので、それを動かして獲るには少々のコツがいりますね。
そのシビアな水の読み、駆け引きが面白い。 逆に水の出たときは少々落ち着いた流れに仕掛けてやれば簡単に捕獲できるので漁の腕試し、というか、面白みに欠けるでしょうか・・

ま、遊びでとってるわけではないので面白いとか言ってる場合ではありませんけどね。

数日前、まだ入梅の前に、忙しすぎてバテてしまったので、出荷には少々小さいのを焼いて食べたら、鰻というのは本当に凄い!  天然ウナギだからかもしれないけど、あんなに疲れてだるくてたまらなかったのに翌朝には元気になりました。体調が良くないときに食べて翌日熱が下がったりもするんですからやっぱり天然うなぎの滋養はすごいんだなあ、といつも感心します。

また、四万十川は約200キロの流さのある大河で、しかも水源の山から海までの勾配差がとても低く、ゆったりと練り上げられてくる養分豊かな水の上、途中に大都市を一つも挟まないため、ダイオキシンとか水銀とか、体に良くないものは一切無し。広大な汽水域を抱え、そこで育つものなど間違いなく日本一でしょうね。そんな綺麗な広大で養分豊かな汽水域を持っている川は、日本にはもう四万十川しかありません!
たいてい大河の汽水域というのは途中の都市部からの汚れがたまる場所でもありますから・・・だから四万十川のウナギは貴重なんですよ。
もしかしたら四万十川の天然うなぎだから、こんなに疲労回復しちゃうんでしょうか??この川のすじ青のりの香りが別格に良いのと同じように、きっとウナギにも良い条件がそろっているんでしょうね。

さ、明日以降、天気を観ながら、しかし天気リポートになってる予報に頼り切らずに、難しい判断です。頑張ります。

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